初めてのボイチャ。CSGOにて。

CSGOやってて初めてVCをちゃんと使ってコミュニケーションした

 今日はパソコン用のマイクを買った。というわけでCSGOでVCをつかって人とコミュニケーションを取ってみた。キルを取ったら「ナイス!」負けたら「ドンマイ」「ナイストライ!」、ハイライトとったら「キエエエエエエエ!!!」。どれも普段からチャットで書いているのと同じ内容だが、声に出して伝えるとなんとも言えないむず痒さがむくむくと湧き起こり、なんだかくすぐったかった。人と会話しながらゲームをするのは一人で真顔でプレイしてる時とは全く別の体験である。楽しい。生まれてこのかた20年、オンラインゲームをプレイし続けてきたが、今までのゲーム体験はなんだったのかと思うような衝撃だった。

 

日本人がいた

 数戦していると、日本人と会った。第一声は、

「Monika(自分のゲーム名)、話せるー??」

突然日本語で味方から話しかけられ、びっくりして声が出なかった。このゲーム日本人いたのか...!!!。そしてじわじわと込み上げてくる不安。

 そもそもなぜ僕がCSGOとかいう日本ではめちゃくちゃに知名度の低いゲームをしているのかというと、それは日本ではめちゃくちゃ知名度が低いからである。僕はコミュニケーションが苦手だけどオンラインゲームで対戦するのは好きだ。日本人とかいう同じ言語を共有する相手とマッチングしたら嫌でもコミュニケーションを取らなければならない。そうなってしまえば結局ぎこちない雰囲気になって、お互い引きつった笑みを浮かべながらでフレンド交換をして、それでSteamをNinja Modeに設定して一生誘われないことを祈ることになってしまうが容易に想像できる。こんな僕には、外国人という地球から月くらいまでの社会的精神的距離が予め設定されている相手の方が心地よいのだ。付かず離れず。外国人相手だとナイス、どんまい、ナイストライ、この3つの単語だけでコミュニケーションが成立するので非常にやりやすい。(ここまで0.1秒)

 うああ、何か返答しなければ。

 「話せるよー↑!!」

まずい!!久しぶりに日本語を発声したので声が裏返ってしまった!!ガラスのハートにピシピシとひびが入る音が聞こえる。どうしy...

 「イエーい!!!、頑張ってきましょ〜!!」

泣きそうになった。ここまで人の温かみを感じたのは初めてだった。その後のことは記憶にない。おそらく刺激が強すぎる記憶が自己防衛反応により自動的に削除、デリートされたのだろう。

 

コミュニケーションという高すぎるハードルを超えるのを諦めて逃げてきたCSGOでまさかコミュニケーションが求められることになるとは。僕はこれからどうしていけばいいのでしょう。

中国人がいた

久しぶりに出会った日本人と別れて次の試合、

 「Monika!!へいMonika!!ヨロシクゥ!!なんかシャベェぇって〜!!」

うあああ、また日本人だ!!緊張から解放された心がまた急速冷凍されていくのを感じた。もうマイク返品しようかな。とりあえず何か返さなければ...

 「い、いえ〜い(震え声)」

言葉のチョイスが酷すぎる。語彙力も皆無。

 「オオーーーー!!!Mo↓ni↑ka!!ヨロシク!ヨロシク!オマエハモウシンデイル!」

なんだコイツ・・・。いや・・・まさか・・・!!!コイツ外国人だ!!!!!!

冷凍され砕けかけた心が間一髪で急速解凍されていく。心と同時に口元もつい緩み、

 「ナイストゥミーチュー!ナイストゥミーチュー!〇〇(相手の名前)!!」

その後返答はなかった。僕の心は決して成就することのない淡い期待とともに再びゆっくりと冷えていった。

ゲームをプレイする時は部屋を明るくして画面から離れてvcを友達と繋ぎながらプレイしましょう

これは今日初めて気づいたことなのだが、友達とゲームをすると、夜一時か二時、よも老けてきた頃で解散となる。そこで、おやすみ〜と眠気の混じった声で挨拶を交わして落ちるのだが、このおやすみの挨拶をする習慣が非常にいい。この挨拶をすることでそこでゲームをスパッとやめて眠りにつくことができるのだ。

普段一人でゲームをしていると、なかなかやめどきが見つからない。満足したら辞めようと思っているのだが、普通の人間はオンラインゲームを一人でプレイしていて満足することなどあるわけがないので、結局寝落ちするまで延々とゲームを続けてしまうのだ。

しかし、友達とプレイしていた場合は、みんなのみんなへの配慮と常識のすり合わせにより、遅い時間になると一旦ブレーキがかかる(「もう寝ない?」ってなる)。さらに、みんなでプレイすることにより、「友達と遅い時間まで楽しくゲームをプレイした」という「思い出」の結実が確認され、脳の社会的欲求が幾分か満たされる。最後に、「おやすみ」と言い合うことで寝ることの約束が軽く交わされる。これによって、ゲームに一区切りがつき、程よい満足感があり、眠らなければという気持ちが強くなっている状態が生まれる。これは寝るしかない。でも、一人でプレイしていた場合はこの3つのどれも得られない。寝るには自分で自分を依存から引っぺがすような強い精神力が必要なのだ。無理だね。

 ゲームをプレイする時は部屋を明るくして画面から離れてvcを友達と繋ぎながらプレイしましょう